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野球選手の肩と肘のコンディショニング

なぜ、肩や肘が痛くなるのか?

まず、なぜ肩や肘が痛くなるのか、その原因を知っておこう。
原因は、主に次の4つにわけて考えることができる。

  (1)フォームが悪い
  (2)筋力が弱い
  (3)柔軟性が低下している
  (4)オーバーユース(使いすぎ)

これら1つだけが原因のこともあるが、いくつか重なって痛みが起こることも多い。この4つすべてが自分でコントロールできるものではないが、(1)と(2)は個人の努力でカバーできる。そのためには、日常のコンディショニングがものをいう。

ポイントはこうだ。

筋力が弱い。だったら筋力を強化すればよい。問題は、どの筋力をどの程度強化するかだ。まずはからだの中心である腹筋と背筋。これはどの競技でも必要なのだが、意外に強化されていない。何はなくとも腹筋・背筋と考え、日々強化しよう。次に、下半身、つまり脚の筋力。そして、特に投球に必要な部分として肩、腕の筋力となる。

もう1つのポイント。柔軟性の低下。練習を続けていると、疲労とトレーニングのかたよりによって、柔軟性が低下してくることがある。柔軟性が低下すると、その分をどこか別のところでカバーしようとする。それが他の部分に負担をおよぼし、ケガにつながるのだ。

ストレッチングは毎日チェックとケアの両面で

筋力強化とともに必要な柔軟性。では、現場でどのように対応すればよいのか。
野球選手としては、特に肩、腕、肘、手首については、関節が動く範囲(関節可動域)を毎日チェックすることだ。
チェックといってもむずかしいことはない。毎日ストレッチングをしながら、左右の差、昨日との違いに注意する。できれば、日誌をつける。こうして、硬くなってきたところは、十分ストレッチする。また風呂あがりにもマッサージやストレッチをする。ただし、イラストに示した通りの姿勢では伸びていない人もいる。からだの角度を変えたりして工夫してみよう。パートナーにゆっくり押したり、引っ張ったりしてもらうのもよい。こうしたセルフケアがケガの予防におおいに役立つ。もちろん、痛みが出たら、まずはスポーツドクターを受診することが大切なのはいうまでもない。

ストレッチング・プログラム例
 
これ以外にも必要に応じて組み合わせよう。自分の感覚を大切に。それぞれ30秒くらい。できれば3回ずつ。

背伸びをする感じで。両肩の硬さにも注意 伸ばされるほうの腕は力をぬくこと 胸を張って、腕をあげていく
 
肘を後ろに引く感じで。首は反対方向に
 
壁やフェンスを利用して、腕から肩を伸ばす。首は矢印方向に 肘を背骨に沿って下に押す
 
 
椅子に座り、てのひらを座席につけて行ってもよい 矢印の方向にてのひらを回す(これを回内という) 左図と逆。これを回外とい
う。左右差をみよう
足首の捻挫予防のテーピング
 
まず、足首を90度にする。
(1) アンダーラップを巻く(バトルウィンU-70使用)
(2) アンカーを2枚(以下白テープはバトルウィンC-38を使用)
(3) 内反を制限するためスターアップ3枚
(4) ホースシューを3枚。スターアップを固定する
(5) サーキュラーを上のアンカーまで
(6)(7) 固定の強化と内反制限のためのフィギュアエイト


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