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準備期(後半)の具体的トレーニング[1] |
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●パワートレーニング
ここまでは基本的な筋力をつけ、それを機能的な動作でトレーニングを行ってきま
した。しかし、これまで行ってきたトレーニングにはスピードが欠けています。野球
で起こる素早いスピード(パワー)を取り入れたドリルを練習中に行わなければ、試
合でも十分なパワーを発揮出来ません。(図6)のスピードと重さの関係のグラフ
は、重さが重くなるにつれてその動作のスピードが遅くなり(通常のウェイトトレー
ニング)、逆に軽くなるほどそれに伴うスピードは速くなる(野球などの動作)こと
を示しています。
そして、この2つの動作にはスピードの面でギャップがあります
(トレーニングの欠如)。パフォーマンスの向上や傷害防止のためにもこのトレーニ
ングと野球の動作のギャップを埋めることが必要です。その一つの方法が、ジャンプ
などの瞬発的な動作を用いたプライオメトリックスなどです。これによって、これま
でつけた筋力をパワーに移行させることが可能です。
そこで、通常の筋トレの量を減らしプライオメトリックスなどのパワー系のトレー
ニングを増やします。ドリルの内容も最初は縄跳びなどのジャンプ系から、徐々に強
度を強くします。種目数は、5、6種類で最初は2セット10−12回で始め、全力
で行います。
[パワートレーニングドリル例]
(1) サイドホップ、スキップなど(初級):2×15回
1メートル幅のラインを2本引く。その2本のラインを左右に飛ぶ。膝を深く曲げず
主に足首で跳ぶ感じで。最初は両足で始め、慣れてきたところで片足で行う。
(2) スクワットジャンプ、カエル跳びなど(中級):2×10回
両足を肩幅に開き瞬間的に膝を曲げ、両手を使って全力で前方にジャンプする。両足
で着地しこの動作を繰り返す。
(3) チュービングステップアップ、サイドコーンジャンプなど(上級):2×8回
ステップアップ:床の高さのチュービングを腰に取り付け、膝の高さにある台の上に
素早くジャンプする。
(4) コーンジャンプ:2×10回
チュービングを腰につけ、2つのミニコーンを1メートル間隔で置き2つのコーンの
真中に立ち、左右にバランスをとりながらジャンプする。
(5) パワーチェストパス、パワーオーバーヘッドパス(上半身):2×10回
壁の前で両足を肩幅に開きメディシンボールをの高さで持つ。体全身を使って思い
っきりボールを壁に向かってパスする。
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