 |
準備期(前半)の具体的トレーニング[2] |
 |
●スピードトレーニング
スピードは、試合の勝敗を決める要因の一つです。特にボールに向かっての素早い
スタートとイチロー選手のように平凡な内野ゴロを内野安打にするスピード、そして
タッチアップのときにボールよりも早くホームに駆け込むときのスピードは言うまで
もなく必要不可欠です。ただ、幸いなことにこのような野球で必要とされる2〜3歩
から30メートルといった短距離での加速のスピードは、トレーニングによって大い
に伸ばすことが可能です。
そして、そのためには筋力の増強の前に、まず正しいフォ
ームで加速することを覚えなければいけません。(これは、いくら筋力があるからと
いってフォームが悪ければ速い球を投げることができないピッチャーと同じです)。
そのフォームを学習するためには、まだ体の学習能力の高い成長期に行うのが最適
で、しっかり体系だったトレーニングを行えば、目に見えて向上するのがわかりま
す。
[基本の加速フォームのチェックリスト]
(1) 加速時の足の動きと同時に、素早い大きな腕の振りを行う。
(2) 地面を蹴る際に足首、膝、そして股関節の3関節がしっかりと伸びきっている。
(3) 足首から頭までが、一直線上にあって、45°ほどの前傾になっている。
(4) 横方向へのスタートの際、頭が体の中心軸よりも進行方向に移動している。足だ
けは進行方向に出ているものの、頭がその場に残っている選手は要注意。
●持久力
準備期の早い段階に、有酸素運動を中心とした持久力のトレーニングを行うように
します。有酸素的な持久力は、体中の血流を高め、細胞内に酸素を送る働きを高めま
す。そして、野球などの無酸素運動から発生し、疲れの原因となる乳酸の除去を促す
効果があり、体の回復を助けます。この時期には、最低週に4回程度の20分以上の
有酸素運動(ランニングなど)で持久力の土台を作ることが必要です。
|
|
|
 |
|