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【スポーツ選手のメンタル面強化】プレッシャーに打ち勝つ方法(2) |
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この原稿を書いている時、数年前からメンタルトレーニングを導入している沖縄の中部商業高校が甲子園出場を決めたと報告がありました。今年の宮崎は、どこが出るのでしょうか?(この記事が載る頃はもう甲子園大会が始まっていると思います)
前回までの連載に引き続き話しを進めます。プレッシャーに打ち勝つ、セルフコントロールの方法にひとつに、サイキングアップという心理的スキルがあります。サイキングアップとは、気持ちをノセルという心理的なウォーミングアップというものです。
日本では身体的なウォーミングアップは、誰でもやるのですが、練習や試合への気持ちの準備としての、やる気を高める、練習や試合をやるという気持ちの切り替え、開き直り、また好きなスポーツを楽しむための気持ちのノリを作るという心理的なウォーミングアップ、つまりサイキングアップをやりません。選手たちがすばらしいプレーをする時は、必ず心理的にもいい状態であり、ガッツポーズが出るような気持ちのノリがあるはずです。
この最高のプレーが出るような気持ちのノリを作るための「トレーニング」として、サイキングアップという心理的スキルをやるわけです。連載10で紹介しましたリラクゼーションと今回のサイキングアップを組み合わせて、選手のセルフコントロール能力を高めましょうというアイディアです。
毎日の練習の前に最高の気持ちの状態を作ることが、その日の練習の「質」を高めます。1日3時間の練習が、やる気のない、集中していない、なんとなくやらされている気持ちの練習と比べると、やる気のある練習は、何倍もの質や内容になることはみなさんも理解していただけると思います。
これは受験勉強でも同じですし、会社の労働力を高める点でも同じだと思います。どうせやるなら、質の高い中身の濃い練習のほうがいいに決まっています。それが1年365日となれば、1年後の選手の上達、技術や体力の伸びは段違いなものになると思いませんか?
つまり、セルフコントロールの方法を学び、それを毎日トレーニングとしてやれば、プレッシャーに打ち勝つだけでなく、競技力向上という点において大きな力となるはずです。現在、東海大学では、宮崎出身の井上(柔道)や釘崎(サッカー)選手が、大学の授業やクラブでのメンタルトレーニングで、競技力向上をしてくれています。彼ら宮崎県出身者のよりいっそうの活躍を期待しています。
(宮崎日日新聞2002年7月3日―7月13日のスポーツ欄に掲載されたものです)
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