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研究会内部の単位制度(300単位・1000単位基準)
メンタルトレーニング指導の専門家研修
本研究会では、混乱する日本のメンタルトレーニング事情から、メンタルトレーニングの指導における「専門家」の研修における単位制度(研究会内部基準)を作成した。

特に、メンタルトレーニングを指導する研修を受けずに活動している自称専門家や企業の方々には、研修の必要性を理解してほしい。またこれから専門家を目指す人々にも理解してほしいと考えている。

また国際メンタルトレーニング学会(ISMTE)の日本支部会として、日本におけるメンタルトレーニングの普及に対して、1989年より準備を開始し、1994年より本格的な活動を開始した。ここでの内容は、ISMTEの理事会でも承認されたものである。

研究会のあゆみと単位制度(内部基準)
メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会は、日本におけるメンタルトレーニングのレベルの向上をひとつの目標に活動をスタートした。そのために、メンタルトレーニングを指導する専門家が日本にはいない現状(日本にメンタルトレーニングが紹介された1985年当時)があった。1991年国際メンタルトレーニング学会の命を受けた高妻容一(現東海大学体育学部・当時近畿大学)が、日本におけるメンタルトレーニングの普及に取り組むことになった。同時に専門家になるための海外研修(1981-1985 ・1993-1994年の2回の留学)を皮切りに、研修をスタートした。1993年からは、毎年数回の海外研修受講を実施した。1991年に国際メンタルトレーニング学会の運営委員・日本代表委員に選出され、日本支部の準備をはじめた時に、1年間の米国フロリダ大学への研究留学が決まり、米国留学から帰国した1994年に「メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会」をスタートさせ、日本での普及活動を本格的に始めた。1995年からは、メンタルトレーニング専門家育成のプログラムとして、「専門分科会」をスタートした。

1985年より、日本体育協会(日本オリンピック委員会)の「メンタルマネージメント研究」プロジェクトがスタートし、日本のスポーツ界にメンタルトレーニングが紹介された。しかし、大学に職を持つスポーツ心理学者を中心とするこのプロジェクトでは、研究を中心としたものだった。当時は、海外からの文献からの知識である心理的スキルを紹介したり、スェーデンのラーズエリック・ユネスタール博士が開発し、オリンピックチームで実践され、その成果が報告された「インナーメンタルトレーニング」というプログラム(テープ)を日本語に訳し、分析をした。その結果、1987年アジア大会と1988年のソウルオリンピックの選手用に作成したプログラムをテープに入れ、多くの代表選手に試してもらいました。しかし、ここでは選手にテープを渡して自主的にやってもらう程度のものだった。そこには、メンタルトレーニングを本格的に指導できる者もいなく、専門家育成の考えさえもまだなかった状況であった。

このプロジェクトのメンバーであった高妻(当時近畿大学)は、1986年にスタートした国際応用スポーツ心理学会(AAASP:当時は北米中心で、1996年より国際化)の日本人初の会員となり、現場での実践を目的とした「応用スポーツ心理学」という分野に関わるようになった。1989年には、国際メンタルトレーニング学会(ISMTE)がスタートし、高妻はこの学会の設立にも関わることになった。1991年に、スエーデンのオレブロ大学にて、第1回国際メンタルトレーニング学会が世界24カ国約200名のスポーツ心理学者が集まり、世界規模での普及や情報交換が始まった。1996年には、この学会の国際ライセンス制度が始まり、高妻など研究会のメンバーが現地研修を受講し、国際ライセンス取得の研修を受けた。その後、国際ライセンスや専門家育成のシステムを参考にして、日本における専門家育成に乗り出すことにした。同時に、国際応用スポーツ心理学会でも、1992年より「資格登録制度」をスタートささせ、高妻は1994年より、専門家育成の研修である「継続教育ワークショップ」を2003年まで、毎年受講し、世界的レベルでの専門家育成研修を学んできた。2006年現在まで、13年連続してこの国際メンタルトレーニング学会に毎年参加し、研修を続けている。2002年からは、東海大学の大学院生や研究生も参加するようになり、海外研修の場として、専門家育成におきな影響を及ぼしている。

この海外における専門家育成システムや北米の大学(大学院レベル)で実施されている育成プログラムを参考に、本研究会でも研究会独自の「専門家育成システム」をスタートしたのが1995年である。この当時は、現場のコーチの方々との情報交換を中心に、より現場での実践を効果的にする内容や各自がよりレベルの高い内容でサポートが出来るように勉強会(専門分科会)を発展させていた。

1996年には、研究会内部基準である「300単位」制度を確立し、研究会内部での専門家育成プログラムを本格的にスタートした。

一方、数年のディスカッション等をへて、日本スポーツ心理学会(JSSP)がメンタルトレーニング指導士・指導士補の資格制度や専門家育成をスタートさせたのが2000年であった。しかし、内容的に、大学の研究者の集まりであるこの学会の資格制度は、現場で指導できる専門家育成ではなく、学会員のステイタス的な様相でスタートした。そのため大学で教鞭をとる研究者が資格取得をする状況があった。しかし、年をおって少しずつ改善がされつつあり、今後に期待した内容になってきた。

内部基準の見直し
1996年に作成した「300単位基準」(最低5年の研修)では、本当の専門家を育成するのは不可能だと認識されるようになり、2004年4月、メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会は、メンタルトレーニングを指導したり、心理的サポートをする上での専門家育成の「内部基準」を見直すことにした。

その理由は2つあり、ひとつは、2000年に日本スポーツ心理学会がスタートした資格制度を背景に、研究会のメンバーも「メンタルトレーニング指導士・指導士補」の資格認定制度へのチャレンジ(取得)をして欲しいと考えたからである。これは、学術団体である日本スポーツ心理学会の資格であり、今後は日本におけるメンタルトレーニングの普及やレベルの向上に貢献する制度だと考える。つまり、海外の動向(博士号または修士号が必要)も加味しながら、学術的レベルでの資格も必要だという考えである。

もうひとつの理由は、東海大学の体育学部(競技スポーツ学科のコーチ・トレーナーコース)、において、競技力向上を目的としたメンタルトレーニング指導やメンタル面強化の専門家(メンタルトレーニングコーチ)育成システムができたためである。同時に、スポーツ医科学研究所・スポーツサポートセンターに東海大学スポーツサポートシステムというものがあり、その中に「メンタルトレーニング部門」ができ、各クラブに対するメンタル面でのサポートを実施する体制ができた。このことにより、専門家を目指す人々の研修の場も確保できたことになる。

今後は、研究会内部の「300単位保持者」を「準指導員」(メンタルトレーニングコーチ)とし、1000単位取得者およびメンタルトレーニング指導士補取得者に、「正指導員」(スポーツ心理学コンサルタント)のタイトルを追加することにした。今までの「300単位」基準(最低5年の研修)はそのまま残し、この単位取得をし、認定委員会で認められたものは「準指導員」とする。ただし、その後の単位取得を継続し、1000単位(最低6年以上の研修)取得し、認定試験やスーパーバイズを受け、認定委員会で承認されたものは、「正指導員」(スポーツ心理学コンサルタント)に認定する。またその後、2000単位(最低10年の研修)以上の単位を取得したものには、「プロ」の資格を認定することにした。

その結果、1998年に作成した「300単位基準(最低5年以上の研修)」は、そのまま残し、この基準をクリアしたものは、研究会内部での「準指導員」(メンタルトレーニングコーチ)とする。

ここで、準指導員を「メンタルトレーニングコーチ」と呼ぶ理由は、世界的にメンタルトレーニングのサポートは、「教育的アプローチ」という心理的スキルを指導する立場を取っている。つまり、コーチが身体的スキルを指導すると同じように心理的スキルを指導するという考え方から、ここでは「メンタルトレーニングコーチ」という名称をあえて使うことにする。同時に、東海大学体育学部競技スポーツ学科では、「コーチ・トレーナーコース」が作られ、高妻がコーチ育成の一環として、「メンタルトレーニングコーチ育成」に関わることになったことも理由にあげられる。東海大学では、正式に「メンタルトレーニングコーチ」という名称を採用することにした。

また、世界的な動向や役割分担からして、「メンタルトレーナー」という言葉は、役割分担という見解から、ふさわしくないため、本研究会では、この言葉は、使わないものとする。最近、増えてきた自称専門家がこの「メンタルトレーナー」という言葉を使用していることから、これらの専門的トレーニング(専門家育成の教育等)を受けていない人々と区別するためにも、この言葉は封印したいと考えている。

そこで、本研究会の内部基準から、300単位取得者は、準指導員(メンタルトレーニングコーチ)、1000単位取得者は、正指導員(スポーツ心理学コンサルタント)、さらに2000単位取得者は、プロ(プロフェッショナル・スポーツ心理学コンサルタント)という名称を使うことにした。

研究会内部における単位制度の概要は、下記の通りである。
(1)1997年にスタートした300単位基準

「国際メンタルトレーニング学会の基準に照らし合 わせて、「単位制度」を取り入れる。(1996年) 準指導員(メンタルトレーニングコーチ)を目指す人は、どんな教育、学位、経験、知識、背景があろう とも以下に示すメンタルトレーニングや応用スポーツ心理学の最低「300単位」を取 得することを必要とする。

この最低基準としての「300単位」を取得し、毎年最低「50単位」を取得した者のみ、次の年における準指導者としての更新を認める。また1年間の活動・研修報告書を 提出して「判定委員会」の認可をもらい更新することができる。この目的は、常に新 しい情報、知識、技術、理論や経験を身につけ、時代の流れに対応できる指導者のレ ベルを維持するためである。また、この準指導員は、研究会における講習や現場でのメンタル面強化のサポートを研修以外の目的でもできるものとする。加えて、日本スポーツ心理学会の会員となり、認定資格の「スポーツメンタルトレーニング指導士補」の研修を受講することを要求する。

(2)2004年にスタートした1000単位基準

東海大学では、大学4年に加えて大学院2年の合計6年をかけて、最低6000時間の研修(講習・授業・ゼミ・卒論・修論・研究会・学会・現場研修を含む)を実施し、「1000単位」をとる「メンタルトレーニング(心理的サポート)の専門家育成システム」を作り上げた。ここでは、大学・大学院という教育機関を通して、専門家育成をしていくシステムの構築がされたことになる。ただし、正式に大学側として、この専門家育成を表示しているのではない。あくまで、東海大学スポーツ医科学研究所・スポーツ教育センターにおける東海大学スポーツサポートシステムの中で、メンタルトレーニング部門ができ、学内外のチームに対する心理的サポート活動を通して、現場研修ができるようになった。東海大学の専門家育成は、このシステムを活用しての専門家育成プログラムになる。同時に、体育学部・競技スポーツ学科のコーチ・トレーナーコース担当の高妻の授業、ゼミ、卒論、大学院、修士論文を含めての専門家育成プログラムとなる。

また、日本スポーツ心理学会の「メンタルトレーニング指導士補」の取得も1000単位基準の認定に加味する。この資格は、基本的に大学院でスポーツ心理学を専攻した者、またはそれに準じる実績を持つものとなっているため、1000単位基準をクリアした「正指導員」(スポーツ心理学コンサルタント)の教育的背景もこれに準じることにする。

1000単位基準をクリアし、認定委員会より認められた「正指導員」(スポーツ心理学コンサルタント)は、スーパーバイザーとして、メンタルトレーニングや心理的サポートの専門家育成をすることができる。同時に、2000単位(最低10年以上の研修)を取得し、この道の専門家としてのプロの称号(研究会内部での基準)も与えるものとする。

単位換算方法
単位取得に対する基準に対する個人の学歴、知識、経験、実践などを考慮するための 単位換算を次のようにする。

学位からの単位
高卒以下 0単位
短大卒 5単位
大卒 10単位
心理系学部卒 30単位
体育系学科/学部卒 50単位
体育系学科/学部(スポーツ心理ゼミ/卒論)卒 80単位
体育系大学院修士課程修了 60単位
心理系大学院修士課程修了 70単位
体育系大学院修士課程修了(運動学習/臨床スポーツ心理学専攻など) 80単位
体育系大学院修士課程修了(スポ ―ツ心理学専攻) 100単位
体育系大学院修士課程修了(メ ンタルトレーニング・応用スポーツ心理学専攻・修士論文の内容がメントレ) 110単位
体育系大学院博士課程修了 90単位
体育系大学院博士課程修了(運 動学習/臨床スポ心専攻など) 100単位
心理系大学院博士課程修了 90単位
体育系大学院博士課程修了(ス ポーツ心理学専攻) 120単位
体育系大学院博士課程修了(メンタル トレーニング・応用スポ心理学専攻・博士論文の内容がメントレ) 140単位
体育系大学院博士号取得者(メンタル トレーニング・応用スポ心理学専攻・博士論文の内容がメントレ) 150単位
医学系(精神科医) 100単位


研究会/講習会からの単位
メンタルトレーニング・応用ス ポーツ心理学研究会:1回参加(2−3時間):全国12都市共通 2単位
専門分科会/コーチングプロジェ クト:1回参加 3単位
研究会主催の1日講習会:初級編 ( 8時間) 5単位
研究会主催の2日講習会:初級編 (16時間) 10単位
研究会主催の1日講習会:中級編 ( 8時間) 5単位
研究会主催の2日講習会:中級編 (16時間) 10単位
研究会主催の1日講習会:上級編 ( 8時間) 5単位
研究会主催の2日講習会:上級編 (16時間) 10単位
現場での応用/サポートを受講 :1回につき 2単位
現場での観察(サポートなし):1回につき 1単位
他の団体等による講演/講習会 委員会での検討後に単位認定


大学などの授業による単位の例
体育心理学またはスポーツ心理学(東海大学体育学部) 10単位
スポーツ心理学特講(東海大学体育学部) 10単位
コーチング心理学(東海大学体育学部) 10単位
スポーツ心理学(神奈川大学) 10単位
スポーツ心理学(神奈川衛生専門学校:トレーナー育成コース 2単位
日本体育協会スポーツ指導者養成講習会 2単位
フィジカルトレーニング演習(東海大学体育学部) 5単位
コーチング実習(東海大学体育学部) 5単位
空手理論実習(東海大学) 2単位
フィットネス理論実習(東海大学) 2単位
コーチング理論・実習:メンタルトレーニング(東海大学) 10単位
コーチング実習:メンタルトレーニング(東海大学) 10単位
研究ゼミナール   Α!◆(東海大学体育学部) 5単位
研究ゼミナール  ・ ぁ(東海大学体育学部) 5単位
卒業論文 30単位
応用スポーツ心理学特論(東海大学大学院) 15単位
応用スポーツ心理学演習(東海大学大学院) 15単位
体育学ゼミナール(東海大学大学院:高妻担当) 15単位
他大学/大学院における授業 委員会で検討後に単位を認定
メンタルトレーニングスタッフ勉強会(2時間/1回) 2単位
スーパーバイズ(高妻担当:1時間/1回) 1単位
スーパーバイズ(高妻担当:1時間/1回) 1単位


学会参加とレポートによる単位
国際応用スポーツ心理学会 30単位
国際メンタルトレーニング学会 30単位
国際スポーツ心理学会 25単位
北米スポーツ心理学会 15単位
米国体育学会 15単位
日本スポーツ心理学会 10単位
日本体育学会:体育心理学専門分科会 10単位
関西地区体育心理学例会 2単位
臨床スポーツ心理研究会 2単位
各地区学会 1単位
その他関係学会 申請後、委員会による学会内容やレポートで認定


スポーツ経験による単位
中学体育会活動3年間 5単位
高校体育会活動3年間 10単位
大学体育会活動4年間 15単位
実業団(セミプロ) 20単位
プロ 25単位
学外クラブ等 内容で検討
その他 内容で検討


スポーツ経験(競技レベル)による単位
スポーツ経験なし 0単位
学校外のクラブ(スポーツセンター)のチームレベル 1単位
市大会レベル 1単位
県大会レベル 2単位
地域大会レベル 3単位
全国大会レベル 4単位
プロレベル 25単位
国際大会レベル 8単位
10位以内 9単位
入賞 10単位
銅メダル 11単位
銀メダル 12単位
金メダル 13単位
オリンピックレベル(出場) 10単位
10位以内 11単位
入賞 12単位
銅メダル 13単位
銀メダル 14単位
金メダル 15単位
その他については、認定委員会での審議とする。
基本的に、スポーツ経験のないものは、認定の対象外とする。


現場での研修
メンタルトレーニングスタッフとしての心理的サポート 2単位/1回
心理的サポート(チームに対する練習・試合での観察) 1単位/1回
心理的サポート(練習・試合での心理的サポート) 2単位/1回
選手個人への心理的サポート 1 単位/1回
合宿における心理的サポート 3単位/1日
コーチに対する心理的サポート 1単位/1回
親に対するメンタルトレーニング 1単位/1回
その他(内容により、委員会で検討)


スーパーバイズ(メンタルトレーニング指導士による)
スーパーバイザーによる個人・直接指導(1時間) 1単位/1回
スーパーバイザーによる個人・観察指導(1時間) 1単位/1回
その他(委員会による検討により認定)


日本スポーツ心理学会認定のメンタルトレーニング指導士・補の資格獲得
メンタルトレーニング指導士補 200単位
メンタルトレーニング指導士 300単位
国際ライセンス(ISMTE認定) 200単位
AAASP登録資格(AAASP認定) 300単位
APA登録資格(APA認定) 200単位
USOC登録資格(USOC認定) 200単位
JOC情報・戦略強化スタッフ(JOC) 100単位
JOCスポーツカウンセラー(JOC):現在は消滅 100単位
その他の資格(委員会にて検討)


学会・研究会の会員等の条件
一般会員は、誰でも研究会に参加すればなれるものとする。

正会員は、国際メンタルトレーニング学会の会員 & メンタル トレーニング・応用スポーツ心理学研究会の会員(委員会で認めた者)となること。(基本的に300単位基準取得のもの・支部長が認めた者)

上記に加えて、国際応用スポーツ心理学会/日本スポーツ心理学会/日本体育学会の会員 (1000単位基準)

300単位取得後に「指導者基準」をクリアできているかの最終試験を行う試験は、指導プログラムの提出と講義・実技指導を委員会の前で示すこと。また、日本スポーツ心理学会の資格認定研修を毎年受けること。

1000単位取得後に「指導者基準」をクリアできているかの最終試験を行う試験は、指導プログラムの提出と講義・実技指導を委員会の前で示すこと。

同時に、日本スポーツ心理学会の「メンタルトレーニング指導士補」の資格も取得しておくこと。

ライセンス制度の問題と今後の検討案
この内容を国際メンタルトレーニング学会の理事会に提出し、認めてもらえば、国際メンタルトレーニング学会認定の「メンタルトレーニング指導者の日本ライセンス」となる可能性がある。これは国際メンタルトレーニング学会会長のテリー・オーリック博士が来日の際、メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会を日本支部会として認めることを理事会にかけることを示唆したからである。本来、この研究会設立の目的が、国際メンタルトレーニング学会の日本での活動拠点を作ることであったため、流れにそっていることを理解して欲しい。その後、300単位案を1996年に提出し、理事会で日本語による国際ライセンス単位認定講習などの検討をしている。今後は、1000単位基準を理事会に提出予定。

また、国際応用スポーツ心理学会(AAASP)の認定大学院制度にも認可を求める働きかけを予定している。

2003年に、ロシアのサンクトペテルブルグで開催された第4回国際メンタルトレーニング学会では、テロ等の影響のため北米の理事等の参加がなく、理事会が開催されなかったため、国際ライセンスの日本語での取得は、棚上げ状態になっている。

今後の検討事項のひとつとして
日本スポーツ心理学会では、「スポーツメンタルトレーニング指導士」、「スポーツメンタルトレーニング指導士補」というタイトルがつけられている。この名称は、日本全体としての専門家のタイトルとして使われるべきだと考える。そのため、自称専門家との区別ができると考えられる。しかし、指導士補は、比較的簡単に取れることから、これを取った人が自分は資格を持っているからプロとしてできると考え、ビジネスとしてメンタルトレーニングを指導し始める可能性がある。指導士補レベルの研修で「プロ」としてやることに対しては、大きな疑問を持っているし、30時間程度の研修しかやっていないレベルで、指導をして欲しくないという考えもある。そのため、本研究会では、最低6000時間の現場研修は、最低ほしいという考えである。

研究会内部では、たとえば、300単位を取得した者の教育的背景(研修)レベルから の「タイトル」として、「準指導員」(メンタルトレーニングコーチ)を使いたい。

東海大学では、体育学部競技スポーツ学科コーチ・トレーナーコースにて、 専門家育成をしているため「学生メンタルトレーニングコーチ」(研修中)というタイトルを使用している。(学部生レベル)

東海大学での研修生は、各クラブ、研究会に関わるチームで、「学生メンタルトレーニングコーチ」というタイトルやポジションを使用し、専門家育成の研修過程に位置づけている。

1000単位取得者は、「スポーツ心理コンサルタン ト」とか「正指導員」を使いたい。

2000単位取得者は、「プロ」の称号を出すことにしたい。(研究会内部基準にて)

体育系スポーツ心理の大学院博士課程修了/博士取得者およびすでに大学での研究者として活動中の人は、「スポーツ心理学者/研究者」などであり、現場での心理的サポートの専門家とは区別したい。スポーツ心理学の研究者が現場での心理的サポートをできるかということに疑問があり、別に数千時間単位のトレーニング(研修)が必要だと考える。

▼「メンタルトレーナー」という言葉は、世界的にほとんど使われていないし、仕事の内容(役割分担)から、このような言葉は使うべきでないと考える。本研究会では、この言葉を封印することにする。

北米の例
北米では、厳しい基準があり、その基準をクリア した体育系博士号取得者で、400時間以上(修士号取得者は700時間以上)の現場研修を経験した後、資格認定委員会で認定され、「登録されたコンサルタント」とよばれる。加えて国際応用スポーツ心理学会/米国オリンピック委員会/米国心理学会などから認定された者は、オリンピックチームに関わることができる。しかし、すでに長い間大学での指導や研究、論文、実績や経験が十分とみなされた者には、修士号取得者でもライセンスを獲得することが認められることもある。2003年度からは、修士号取得者でも700時間の現場研修や実績等があれば、資格認定委員会での審議の元で資格がもらえるようになっている。また、「スポーツ心理学者」とか「心理学者」というタイトルをもらうには、最低限博士号取得者で、認定された心理学系の大学院卒業者で何年にもおよぶインターンシップなどを受け、各州の ライセンスを獲得した後にはじめて名のれる。

本研究会では、2000年に日本スポーツ心理学会が資格(ライセンス)制度を作る前の1998年に、メンタルトレーニングを指導したり、心理的サポートをする場合の「最低基準と しての300単位システム」を確立していた。2004年4月からは、新たに「1000単位基準」をつくり、現場のニーズに答えることのできる本当の専門家育成をすることにした。2006年には、一部改正をした。

この考え方が今後の日本 におけるライセンスシステム確立やレベルアップのたたき台となり、よりいっそうの貢献できることを希望している。けっして、この単位がないとメンタルトレーニング が指導できないとか、資格がないなどの方向には考えていないことを明確にしておく。 あくまで、この基準の確立は、日本におけるメンタルトレーニングや応用スポーツ 心理学の質の向上が目的であることを認識して欲しい。これから専門家を目指す若い人にとって、最低6000時間の研修は必要だという認識を持って欲しい。現場で実践(信頼される・ニーズに答えられる)ができる専門家を目指して欲しいと考える。

最後に、自称専門家が専門家とは何かという基準を認識して欲しいという強い思いがあり、本研究会の基準(資格・ライセンス)をこのHPで紹介することにした。

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